大腸ファイバー

当院では上部消化管内視鏡（胃カメラ）と下部消化管内視鏡（大腸ファイバー）を行っています。
このページでは、下部消化管内視鏡（大腸ファイバー）について説明します。

肛門からカメラを入れていき、大腸・直腸・S字結腸などを診ていきます。腸を洗浄するのに時間がかかるため、検査は予約していただくようになります。
検査開始時間の2時間前には来院していただきます。

前日

夜の9時以降は何も食べないでください。

当日

朝は絶食で来院してください。

検査前

検査予定時間の2時間前から腸の中をきれいにする腸管洗浄液を2リットル飲んでいただきます。（いっきに飲まなくてもかまいません。）
飲んだ後、便が水のように半透明でサラサラになるまで排便していただきます。

検査

肛門からカメラを挿入します。撮影はカメラを抜きながら行うので、大腸→S字結腸→直腸→肛門の順に診ていきます。
カメラを挿入し、腸が曲がっているところを通過するときに痛みがあります。痛みには個人差があるのですが、検査のとき痛ければ「痛い」と遠慮なく仰ってください。

検査後

夕食はなるべく消化に良いものにしてください。

内視鏡検査をした際に胃や腸の組織を採取してより詳しく調べる『生検』という検査があります。
検査専門の施設に提出しますので、結果が分かるまで1週間ほどかかります。
生検をしたら採取したところから出血しますが、採取する組織の大きさは2～3ミリ程度で、止血処置も施しますので心配はありません。

胃や腸の検査をしたときは麻酔や薬を使っているので、その日の食事は出来るだけ消化の良いものにすることをおすすめします。（例：うどん、おかゆなど）

ご自身の健康が気になる方、1年に1回でいいと思います。内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか？