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小児科

乳幼児からお子さんまでの様々なケガや病気の治療・相談を承っています。
小児科にかかるお子さんは急に熱を出したりするケースが多いのでお電話いただければ時間外であっても診察いたします。

  • 小児科の様子
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小児科の病気には、風邪 熱性けいれん 胃腸炎 結膜炎 便秘 インフルエンザ RSウイルス感染症 溶連菌感染症 麻疹 水痘 おたふくかぜ 頭部打撲後の注意点などに対し以下の留意点があります。

・風邪:風邪は医学的には上気道炎ともよばれます。こどもは年に6-10回ほど風邪をひきます。風邪を起こすウイルスは200種類以上あります。疲れやストレス、アレルギーがあると風邪をひきやすくなります。風邪症状は2-14日続くと言われています。症状 のどの痛み、せき、発熱、声のかれ、鼻汁、くしゃみ、頭痛、食欲低下、倦怠感(だるさ、元気がない)検査 1週間近く症状が続く場合には検査が必要です。

・熱性けいれん:熱性けいれんは高熱の際に起こるけいれんのことを言います。生後6か月から5歳くらいまでに起こります。原因ははっきりしません。数十秒から数分の意識障害や全身のぴくつき、息こらえ、尿失禁、便失禁、顔色不良が組み合わさって起こります。けいれん後は頭痛、眠気、ぼんやりするなどが起こりえます。症状、経過、家族歴(お父さん、お母さんが熱性けいれんの既往がある)などから診断します。てんかん、髄膜炎、脳炎などの病気と鑑別します。

・胃腸炎:おもにウイルス感染によっておこります。冬場に流行するロタウイルスやノロウイルスによる胃腸炎が有名です。嘔吐、下痢が主な症状ですが、頭痛、発熱、腹痛、食欲低下、疲労感などさまざまな症状が起こりえます。症状、経過、腹部を含めた全身の診察で診断をします。多くの胃腸炎には特効薬がありません。ウイルス性胃腸炎の場合、抗生剤はかえって下痢をひどくする可能性があります。治療は脱水をさけるための支持療法となります。もっとも大切なことは水分をとることです。コツは少しの量を小分けにして与えることです。(たとえばスプーン1杯、ペットボトルのキャップ1杯などを数分おきに様子をみながら与える。)水分だけでなく、糖分、塩分の補給も大切ですので市販のイオン水が適しています。水分がとれるようになったら、柔らかいものや口当たりのよいものを与えるとよいでしょう。また、吐き気止めや熱さましなど症状に応じた処方薬を追加することがあります。いずれも特効薬ではなく、お子様の症状を和らげるために使います。数日でよくなることが多いですが、おしっこが全くでない、ぐったりしている場合には医療機関を受診してください。

・結膜炎:結膜炎は目の感染症です。目の痛みや腫れ、充血が起こります。秋口に多いです。失明することはまずありません。細菌やウイルス、花粉などのアレルギーによって起こります。感染症の場合、タオル、ハンカチ、指先を介してうつります。
<症状 充血、かゆみ、目やに、目の痛み、腫れ>
感染症の場合には目やにが多いです。痛みを伴うことがあります。一方、アレルギーの場合にはかゆみが強いです。たいていは両目に起こります。(花粉、ハウスダスト、ペットなどで起こります。)治療としては点眼薬、眼軟膏を処方します。補助的な方法として感染症(細菌、ウイルス)の場合には目を温めると楽になります。一方、アレルギーの場合には目を冷やすと楽になります。細菌の場合には早くて2日、長くても1週間で治ることが多いです。ウイルスの場合には1-2週間かかります。

・便秘:便秘とはおもに「排便回数が週に3回以下」「硬いうんちである」「排便困難」などの症状がある場合を言います。多くのこどもたちは数日おきに排便があります。回数が少なくても柔らかく、排便困難がなければ問題ありません。原因は水分摂取が足りないことや食物繊維をとらないことがほとんどです。シリアル、穀物、くだもの、やさいを取らず、肉類やお菓子、デザートばかりを食べていると便秘になります。母乳やミルクから牛乳へ変更したり、離乳食が固形になると便秘になることがあります。ある種の内服薬(抗ヒスタミン薬)などでも便秘になります。排便を我慢するとおなかの中で便が大きく、硬くなり便秘となります。

・インフルエンザ:インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染しておこります。一般的に冬場に流行します。おもにA型、B型に分類されます。7-10日で自然に治りますが、高齢者、小児、免疫不全の方では重症化することもあります。潜伏期は24-48時間で、突然の高熱で発症します。そのほかの症状として悪寒(ふるえ)、筋肉痛、倦怠感、頭痛、眼痛、せき、鼻汁、咽頭痛、嘔吐などがあります。症状、経過、流行状況に加えてウイルス迅速検査で診断することが多いです(濃厚な接触があれば検査を省略することもあります)。肺炎を疑った場合には胸部レントゲンを行います。抗生剤は無効です。抗ウイルス薬と症状をやわらげる薬を使用します。咽頭痛には加湿、うがいをおすすめします。きちんと水分を摂取することが大切です。
・RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus):RSウイルスは成人、年長児の風邪ウイルスとして一般的です。しかし、乳幼児にとっては重症化する可能性があります。多くの方が2歳までに罹患します。秋口から春先まで流行がみられます。飛沫感染なので分泌物などに接触すると感染します。症状 呼吸困難・息切れ、咳嗽、発熱、鼻汁・鼻閉、呼吸がはやくなる、喘鳴もおこります。乳児では呼吸状態が悪化して入院することもあります。

・溶連菌感染症:医学的には猩紅熱ともよばれます。のどに溶連菌が感染しておこります。溶連菌の毒素に反応してからだに真っ赤な発疹ができることがあります。症状 のどの痛み、発熱、くびのリンパ節が腫れる、頭痛、食欲低下、舌がうっすらと白く・ぷつぷつになる。発疹 のどの痛みから数日後にでる、首、顔→からだ、背中へ拡がる。さらに数日して消退してかわむけが起こる。ペニシリン系抗生剤が一番です。ペニシリンアレルギーがある場合には他の抗生剤を使います。安静にすることも大切です。うがいや加湿をすることでのどの痛みがやわらぐことがあります。

・麻疹:麻疹は麻疹ウイルスによる非常に感染力のある感染症です。潜伏期は7-14日です。空気、飛沫、接触感染します。終生免疫なので2回かかることは原則ありません。ワクチンで予防できます。発熱、倦怠感、食欲低下が起こり、やがて鼻汁、くしゃみ、せきなどが起こります。光を過度にまぶしがることもあります。発疹はおでこや耳のまわりからはじまり体へひろがります。赤い発疹はやがてくすんだ茶色になり7-10日で消失します。解熱後3日が経過するまでは学校などは控えます。

・水痘:水痘は皮膚や粘膜を好む水痘-帯状疱疹ウイルスによって、大半が2-8歳に起こります。それ以外のお子様が罹患すると重症化することがあります。終生免疫ですので、原則2回病気になることはありません。ワクチンで予防できます。空気、飛沫、接触感染が起こりえます。潜伏期は7-21日です。微熱、鼻汁、せき、頭痛、疲労感、食欲低下なども起こります。最初は赤い斑点ですが、2-3日で水疱を形成します。そして4-5日で痂皮(いわゆるかさぶた)になります。発疹出現の1-2日前から周囲にうつるとされています。症状、経過から診断します。もともと元気な2-8歳のお子様は自然に治ります。かゆみなどの症状をやわらげるお薬を処方することがあります。周囲への感染を防ぐためにおでかけは控えましょう。好発年齢(2-8歳)以外や免疫不全のある方には抗ウイルス薬の処方が必要になります。

・おたふくかぜ:おたふくかぜは唾液をつくる耳下腺、顎下腺を好むムンプスウイルスに感染することによって起こります。大半が10-15歳に起こります。精巣、卵巣、乳房、膵臓が腫れることがあります。飛沫、接触感染します。症状がでる48時間前から6日後まで感染力があります。食欲低下、頭痛が先行することがあります。そして片方、もしくは両方のあごの痛み、腫脹が起こります。飲み込みや会話がしにくくなります。発熱は3-4日でよくなりますが、あごの痛みや腫脹は1週間近く続きます。半数の方が大きな症状を訴えません。症状、経過から診断しますが、血液検査、尿検査をすることもあります。10日ほどでよくなります。解熱鎮痛剤で症状がやわらぐことが多いです。患部を軽く圧迫しながら冷やすと楽になることがあります。水分摂取を心がけ、耳下腺(あご)の腫脹が改善するまで学校などは控えます。

・頭部打撲後の注意点:お子様は相対的にあたまが大きく、からだを守る反射も未熟なため、不意の事故であたまをよくぶつけます。診察時には特に症状がなくても受傷後24時間、特に6時間以内は状態が悪化することがあります。頭痛がひどくなる、嘔吐が激しくなる 特に複数回吐く場合には注意が必要です。不機嫌、不活発になる(ぼんやりしている) 乳幼児でよくわからない不機嫌が続く、呼びかけに対する反応がない、あるいは乏しい場合には注意が必要です。歩行ができなくなる、会話ができなくなる(意味がわからない、ろれつがまわらない)ひきつけを起こす、上肢下肢の力が入らない、上記症状ではないが何となくいつもと違う、おかしいなど、ご家族さまが普段のお子様と違って気になることがございましたら当院へお問い合わせいただくか、地域の救急病院を受診することをお勧めします。

・予防接種:
<公費による予防接種>(公費負担の年齢をはずれると自費接種となります)
三種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風)
二種混合(ジフテリア、破傷風)
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)
麻疹ワクチン、風疹ワクチン、日本脳炎ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、子宮頚がんワクチン、B型肝炎ワクチン(対象者のみ)

<自費による予防接種>
水痘ワクチン(みずぼうそう)、ムンプスワクチン(おたふくかぜ)、インフルエンザワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚がんワクチン、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチンなど。
・ロタウイルスワクチンについて;ロタウイルスによる腸炎の重症化を予防するワクチンです。生後6週から24週までの間に、4週以上の間隔をあけて2回経口接種します。生ワクチンであるため、接種後4週間は他のワクチン接種が行えなくなります。生後6か月までのワクチンスケジュールは大変過密になりますので、当院ではロタウイルスワクチン単独での接種は行いません。三種混合、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種の場合のみ接種いたします。詳しくは接種の際にお尋ねください。
・日本脳炎の予防接種について:2011年7月から接種もれに対する、接種対象年齢の拡大が行われました。詳しくは当院あるいは市役所にお尋ねください。
・インフルエンザワクチン予約の方法:今シーズンのインフルエンザワクチン予約は10月1日から開始し、10月11日から接種を開始致します。
●予約は携電話、窓口で予約してください。
●2回接種の方(13歳未満)は、1回目の予約時に2回目の予約もお取りください。接種間隔は2週から4週です。
●6カ月未満の乳児への接種はできません。
●当院の診察券のない方も予約は可能です。
●予診票は受付でお配りしています。

<接種費用>
医師会発表に準じる(1回あたり)

<接種回数>
13歳未満は2回、13歳以上は1回
乳幼児健診:
・徳島市の乳幼児健診は以下のようになっています。
・当院では徳島市以外の自治体にお住まいのかたの健診も対応しています。お気軽にお問い合わせください。
・1か月健診   指定医療機関で受診 
・お生まれの産婦人科でうけられることが多いと思います。当院でも受診できます。
・4か月健診    指定医療機関で受診   母子手帳と健康診査用紙(水色)をおもちください。
・10か月健診   指定医療機関で受診   母子手帳と健康診査用紙(うす紫色?)をおもちください。
・1才6か月健診   保健センターにて、集団で行われます。
・3才児健診    保健センターにて、集団で行われます。
これ以外にもお気軽に身長や体重の計測、栄養についてお気軽にご相談ください。

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施設概要

高杉内科外科小児科脳外科

〒779-3112
徳島市国府町芝原字天満25-1
アクセスマップ

TEL:088-642-7474
FAX:088-642-7478

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